下鴨神社 宮司
新木 直人あらき なおと
賀茂御祖神社(下鴨神社)宮司。昭和12年、賀茂御祖神社職舎にて生まれる。京都市伝統行事伝承者。京都市伝統芸能功労者。全国賀茂社連合副理事長、社会福祉法人迦陵園後援会長、京都創生100人委員会委員、葵祭行列協賛会理事、他多数の役職を務める。
H30-02-02 / 227話
糺の森の雪を絵にしたり、歌に詠まれたりなど、歴史的にみるとたくさんみられます。文学や詩についても、古い時代から現代に到っても読まれています。なかでも、写真の雪景色の名作は、多いようです。 平安時代の歌集に「増基法師集」というのがあります。そのなかに 十月賀?…
H30-01-23 / 226話
俳句の冬の季語に「春隣」と言う何か春を目の当たりに感じさせる言葉があります。いつの間にか大寒に入り京都では、一番寒い時候を迎え今年のお祭のことを考えはじめました。 まだ随分時はありますが、春隣のことを考えている内に、解除(げじょ)のこと、御祓いのこと、三本杉の御祓いの復…
H30-01-11 / 225話
「古事記」に伊弉諾尊(いざなぎのみこと)は、伊弉冉尊(いざなみのみこと)から、「見ないでください。」と言われていたにもかかわらず見てしまったので、伊弉冉尊からつかわされたヨモツシコメ(死の穢れを擬人化したこと)に追われて坂本(この世とあの世の境)まで逃げて来たと?…
H30-01-04 / 224話
元旦、早々墨をすって字を書くことを忘れて久しいように思います。 さて、書き初めをするとなると、いったい、何と書くのやら、と悩んでしまう時間の方が長いうえに、敷物を敷いたり、墨を摺ったりと準備に費やし、つい意欲をなくし、後にしようと思っている間に忘れてしまうことの方?…
H30-01-01 / 223話
明けましておめでとうございます 旧年は、何かとお世話になり 有難うございました 本年も 宜しくお願い申し上げます 平成30年、皇紀2678年、西暦2018年、戊戌(つちのえのいぬ)年。 エトのイヌは、子だくさん、とか、従順で穏やかな、とか、特に人に好かれやす い、温厚な人物?…