下鴨神社 宮司
新木 直人あらき なおと
賀茂御祖神社(下鴨神社)宮司。昭和12年、賀茂御祖神社職舎にて生まれる。京都市伝統行事伝承者。京都市伝統芸能功労者。全国賀茂社連合副理事長、社会福祉法人迦陵園後援会長、京都創生100人委員会委員、葵祭行列協賛会理事、他多数の役職を務める。
H30-05-07 / 232話
今年は、明治維新一五〇年の歳です。維新動乱期の葵祭は、どのようにお祭が催されたのか、今となっては興味のあることです。 一五〇〇年も続いているお祭ですから、時代によって、さまざまな変遷がありました。奈良時代の末、奈良の都から長岡京へ遷都のころ、平安時代のおわり頃か…
H30-04-17 / 231話
平成27年・第三十四回・式年遷宮事業の一環として、垂水の復旧工事にかかりました。昭和33年、戦後復興期のなかで式年遷宮事業にて造替が計画されましたが実現しないうちに倒壊し、撤去してしまいました。ようやく、この度、60年ぶりに再現をみることができました。言ってみれば?…
H30-03-30 / 230話
ラグビーの神さまー雑太社(さわたしゃ)の例祭は、4月1日であった。ずいぶん長い間、三井社の末社さんに仮にご動座になっていました。元の地に戻られて久しい例祭となりました。最後の追い込みの工事は、外囲いの芝垣。手水は、ようやく石工にいたりましたが、まだ完了していませ?…
H30-02-26 / 229話
平成30年(2018)は、慶応4年(1868)9月8日に、明治、と改元されて150年となります。 その歴史の大きな転換日となったのは、文久3年(1863)3月 11日の孝明天皇の鴨社御祈願行幸ではないかと思います。 さきがけとなるのは、嘉永3、4年、度重なる風水害?…
H30-02-11 / 228話
先日らい大寒の名のとおり厳しい寒さでした。北陸地方は、まれな大雪、被害も大変なこととテレビのニュースで悲惨な状況を報じていました。お見舞い申し上げるばかりです。 暦のうえでは、二十四節気の、雨水・うすい、という時候です。もうそこまで春がきている、といっています。?…