縁結び

相生社(あいおいのやしろ)

相生社(あいおいのやしろ)

相生社は、縁結びの御霊験あらたかな社として、古くから格別の信仰を集める社である御祭神は『日本書記』に、「産霊神」(むすひのかみ)とあり、『古事記』上巻には、造化三神の一柱の神とある。

産霊神は宇宙の生成力を神格化したものとされ産(ムス)は「苔むす」のムスと同じく生成の義であり、霊(ヒ)は日・火と共通の意味をもち、霊妙な物を表わす語と考えられている。相生といえば相生松を考え、翁嫗一組の長壽をことほぐ信仰が成立する以前の、もっと古い信仰である。このお社の左側に「連理の賢木(れんりのさかき)」が祀られている。

このご神木は、えんむすびのお社のご神徳のあらわれとして、2本の木が1本に結ばれ、その根元に、子供の木が芽ばえている。このご神木に縁結びや安産・育児・家庭円満などを祈願すると霊験あらたかと歌謡にまでうたわれていて、昔から京の七不思議の一つに数えられている。また、現在のご神木は4代目となり、代を次いで境内「糺の森」に生まれるのもまた、不思議である。

相生社(あいおいのやしろ)

相生社(あいおいのやしろ)

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