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いのちのちから あらたに
気の遠くなるような時間の集積からなる糺の森。古代からの数多の神々・精霊の存在を感じる、たおやかで、柔らかにして、凛とした空気感。鴨川と、糺の森を清らかに流れる小川。氏人達をはじめ、この土地を訪れ、神游の庭で神々と出会った数多の人々のエネルギーの痕跡・・・
豊かな自然に囲まれた賀茂御祖神社は、生命力=“いのち”を直接的かつ身近に感じる事のできる場です。鴨神道独自の信仰として賀茂御祖神社に伝承される、あらゆる生命を生み出す力、生命の根源のあらわれである“御生(みあれ)”の思想において、社殿の老朽化は穢れを意味します。
それらを新しくすることで神の生命力を活性化する祭儀である式年遷宮をシンボルマーク化するにあたり、よどみなく流れる生命力=“いのち”をテーマとし、それをビジュアル化する過程において、世界文化遺産である賀茂御祖神社の式年遷宮に相応しい品格を感じさせると同時に、賀茂社の特徴である有機的で柔らかな生命感・空気感を表現することを目指しました。
いのちのちから あらたに。
森羅万象、全ての生命を生み出す力“御生”社殿を新しく、清らかにすることで神の力をよみがえらせ活性化する式年遷宮。
このキャッチフレーズは、“御生”の思想と式年遷宮の意義を、平易な言葉でシンプルに表現しています。ひらがなのみで表現することによって、見た目にも、柔らかく親しみやすいフレーズになっています。また、発音した時の響き、語呂の良さも考慮し、おぼえ易いフレーズに仕上げました。
悠久の時間・歴史の“ながれ”、四季折々に清らかで凛として、社殿を柔らかく包み込む空気の“ながれ”このマークは、そうした“いのちのながれ”を表した4本の有機的なラインと、この世に生み出された生命を“いのちのしずく”として表現した有機的な円形で構成されています。シンボルカラーは実際のフタバアオイの葉の色より明るく柔らかな色調にすることで、糺の森の空気感、常に新たに息吹き続ける生命を表現しています。
制作者プロフォール
坪内 成晃
京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科教授・ビジュアルデザイン学科長。京都出身。京都市美術大学デザイン学科卒業。京都精華短期創立時より教員としてビジュアルデザイン教育に携わり現在に至る。主なデザイン制作、ポスター・舞台デザインに「ロックフェスティバルMOJOWEST」「大駱鴕館アリアドーネ」、装丁に「ブレヴェール詩集」「未刊行著作集」など多数。著書にビジュアル本「THE BOSOZOQU」など
川添 貴
京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科准教授/グラフィックデザイナー・アートディレクター京都出身。京都精華大学卒ビジュアルデザイン学科卒。1989年株式会社アーツ入社。平行してフリーランス・インストレーターとして活動、瀬戸内寂聴氏に依頼により季刊誌フェミナの表紙イラストを一年間手掛けた他、三菱化成新聞広告、ロッキン・オン・ジャパン等でイラストを手掛ける。1990年より清水正巳デザイン事務所(東京・南青山)にてビブレ・パルコ・トヨタ・日産・日野・ダイハツ・セイコー・ルキア・アルバ、サッポロビール・資生堂・ソニー・日立・三菱電機・オンワード・ルベル・コスメティックス・昭和シェル・サティ等多数のキャンペン広告、(新聞・雑誌広告・ポスター・ビルボード・パンフレット・ロゴタイプ・パッケージ等を含む)のデザイン、[Cut][Esquire][anan]等のエディトリアルデザインに携わる。2000年単身渡米、ニューヨークに在住。2001年よりLittlefleld&Company(NY)在籍。帰国後、フリーランスとして活動。六本木ヒルズ公式ガイドブック、Mick Rock写真展“Rock’n Roll Eyes(東京写真美術館) YahocBBオリンピックキャンペーン、東京建物、ワーナー、ブラザース等のアートディレクションを手掛ける。第9回日本グラフィック展奨励賞、第43回ザ・チョイス入選・第10回日本グラフィック展入選、第8回JACA日本イラストレーション展準入選、第9回JACA日本イラストレーション展特別賞等受賞
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