ラグビー第一蹴の地 顕彰会

 

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「さわた社」と「ラグビー第一蹴の地」

ラグビー第一蹴の地

「さわた社」は雑太社、澤田社とも書き、かつては糺の森の中、現在の「第一蹴の地」石碑横に所在していました。 御社殿の腐朽から戦後まなしに解体を余儀なくされ、摂社三井神社に合祀されていましたが、平成29年(2017)第34回式年遷宮事業の一環として再興されました。
御祭神の神魂命(かんたまのみこと)の御神名から、魂は玉に通じるとして球技上達の御神徳があるといわれています。下鴨神社では毎年正月の4日には「蹴鞠初め」がおこなわれます。

ラグビー第一蹴の地

明治43年(1910)9月10日、「さわた社」前の糺の森馬場にて、関西で初めてラグビーが行われました。旧制第三高等学校(現・京都大学)の学生が慶応義塾(現・慶応義塾大学)の学生にラグビーを習い、初めてラグビーボールが蹴られたのです。京都大学ラグビー部のOBたちによって「第一蹴の地」の石碑が、昭和44年(1969)に建立されました。
そして平成29年5月10日、日本で開催されるラグビーワールドカップ2019の組み合わせ抽選会が京都で行われ、世界各国の代表が「第一蹴の地」を視察されました。その後、ラグビーワールドカップの王者の証「ウェブ・エリス・カップ」も到来しています。

「第一蹴の地」の歴史と伝統を顕彰するとともに、我が国のラグビー界の発展と向上を願い、ラグビーを通じた日本の伝統文化に触れる機会を提供し、 鎮守の森における青少年活動を推進するため「世界遺産下鴨神社ラグビー第一蹴の地顕彰会」を発足いたしました。

第一蹴の地

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寄付金/会費 受け入れ口座

銀行名 京都銀行
支店名 下鴨支店(支店番号:142)
種別 普通
口座番号 3421142
口座名義 セカイイサンシモガモジンジヤラグビーダイイツシユウノチケンショウカイ

 

 

ごあいさつ

 

会長あいさつ

平成31年(2019)にラグビーワールドカップが日本で開催されることになりました。その組み合わせ抽選会を2年前に行いますが、それはアイルランドかイングランドで行うのが慣例です。しかし、私は折角なら抽選会も日本でしてほしいと申し出たところ、今回初めて前例を破って日本の、しかも京都での抽選会が実現。
平成29年5月10日、京都迎賓館での抽選会の前に、世界遺産である下鴨神社での蹴鞠をご覧いただき、日本の古き球技と日本の文化をご紹介できたこと、さらに下鴨神社糺の森は、関西ラグビーの「第一蹴の地」であることを世界のラガーマンに伝えることができました。
同年の秋には、その「第一蹴の地」を見守るようにラグビーの神「神魂命」を祀る「さわた社」が再興され、その遷座祭が厳かに行われました。

このたび、この「第一蹴の地」の歴史と伝統を顕彰するとともに、日本のラグビー界の発展と向上を願い、ラグビーを通じた鎮守の森における健全育成を推進するため「世界遺産下鴨神社ラグビー第一蹴の地顕彰会」が発足しました。

当会が実施する事業はラグビー界全体を盛り上げるとともに、青少年が神社を通じて日本の伝統文化を正しく理解することにより、将来のラグビー界、また日本文化の発展にも繋がるものと確信しています。どうぞ皆さま方のご理解ご支援をお願い申し上げます。

 

 

設立趣意書

 

賀茂御祖神社(下鴨神社)は、京都市の中央に位置する賀茂川と高野川が合流する河合の地に位置し、平安京鎮護の神として皇室の尊崇厚く、全国神社の中で伊勢の神宮に次ぐ格式を賦与されてきた。
その境内糺の森において、明治43年(1910)関西地方で初めてラグビーが行われた。旧制第3高等学校(現京都大学)の学生と慶應義塾の学生がラグビーを行ったのである。

この「第一蹴の地」の歴史と伝統を顕彰するとともに、当地に祀られている下鴨神社末社雑太社の御祭神との所縁から、我が国のラグビー界の発展と向上を願い、後進の育成と強化に協力することを目的として本会の設立の声が上がった。
今や、世界遺産にも登録された下鴨神社には国内外から多くの参拝者が訪れ、年々その数も増加の一途をたどっている。

本会の活動は、ラグビーを通じて日本の伝統文化に触れる機会を提供し、神社における青少年活動を推進する。鎮守の森でのレクリエーション活動の一環として、その実践と普及に努めることを目指し、我が国が世界に誇る文化財の保存と継承の一端を担うものとして本会を設立するものである。