今日は小豆

 前の本欄では、ちょうど七草かゆの日でしたから「おかゆ」のことを書きました。
 お粥は、食べるのか、飲むのか、と。結果、すする、のだ、と。ずるずる、すするためには、肩に力を入れて勢い強く吸い込まなければなりません。ですから、ずるずる、との音のことでしょう。
 今日は、もう小豆かゆ。御粥祭の奉仕に下鴨神社婦人会の人たちが朝早くからエプロン姿で準備に来ていただきました。
御供えの御粥は、神主さんたちが二日前から準備をして、当日早朝にユキヒラで炊きます。ですから、神主さんの炊いたのは、日常、皆さんがおあがりになっている炊飯のことです。婦人会の皆さんが準備してくださるお粥は、ずるずるとすするアレです。
食べるにしても、ずるずるとすうにしても、生き物にとっては、食べる、と言うことが最も大切なことです。イノチの養生です。
この世に最初に生命が誕生したとき、その生命が一番初めに口にしたのは、いったい何だったのかと思うと、それはやはり、生きるため、生命をながらえるために命の養生でありましょう。
下鴨神社の年中祭事は、一七二祭あります。内、奈良時代から平安時代初期に貞観儀式、儀式、延喜式など、古代からの儀礼に定められた官制の祭りと神社独自の氏神の祭りに分けられます。千二百年たった今日でもその定めによって、変わらずに祭事をおこなっています。
官制の祭り、と言うのは、式年遷宮をはじめ葵祭など年中のほとんどの祭事や神事です。これに対して氏神の祭りと言うのは、今日の御粥祭をはじめ五月一二日の御蔭祭の御生神事などの重要な祭事があります。
なかでも氏神祭事の御供えには、ただ山の物、海の物を山のようにたくさんあるいは、珍しい物、新鮮な物などを単に御供えするというだけではなく、御箸やオシデなどの器のこと、御供えする作法のことなどに元始の姿が込められていますので、古代の人々がどのような思いをもって御祭りを務めていたかをおしはかれます。


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