小満の祭事

  
 しょうまん、と詠みます。暦に書かれている二十四節気の一つです。節気というのは、暦のうえの季節の用語です。文字でさえ節気と節季の二たとおりがあります。現代人にとっては、どちらを使ってよいのか、迷いますが、意味は同じですから、結果どちらでもよいのでしょう。暦にこだわる人たちが使うのは、節気の方です。春の若々しい、天地に力が満ちあふれた陽気となった季節の到来で、人々の心もわくわくとおどる頃のことをいっています。
暦の一年をみてみると、大暑があれば小暑があります。小雪、大雪もそうですし、大寒、小寒も同じです。ところが、小満には、大満と言うのはありません。それは、大小をあらわしたのと、意味に違いがあるからでしょう。小満は、ひいていうなれば対の言葉は、芒種でしょう。芒種・ぼうしゅ、とは、種まきの季節と言うことです。ですから、立春が過ぎて季節が来たなら次は、種を蒔くとき、と言うのです。それで、大寒と小寒の対とは違う表し方なのでしょう。
小満を季節的にみると、旧暦のことですから、現在の季節に合わせてみようとすれば、五月ころでしょう。今年の暦を見ると五月二十一日、となっています。実は、小満は、下鴨神社にとって大切な日です。下鴨神社と言うより葵祭にとって、と言うべきかもしれません。
新聞やテレビで報じられたように宮中では、天皇陛下が籾や野菜の種まきをされたことを拝見しました。葵祭は、新暦では、五月。旧暦では、四月ですが、四月の祭り月の始まりは先ず、植の神事・うえのしんじ、と称して、種まきをするところから始まります。それは、現代に至っても、千五百年間変わらずにおこなっています。
来る五月二十八日には、『正倉院文書』天平宝字五年(七六一)八月二十七日のくだりにある御生山・みあれやま、の麓の神田へ御田植えに今年も行こうと思っています。これで、今年の葵祭は、無事にすべて御奉仕できました。
 


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